みなさんこんにちは。
メンタル心理カウンセラーの太田泰仁朗です。
普段のカウンセリングではその方に会ったカウンセリングを行うため、
アドバイス的な事はあまりしないのですが、
少しでも困っている方の心の支えになれればと思い、お話させて頂きます。
今回は「人の目を気にしてしまう」原因と解決法について、お話ししていこうと思います。
まず、人の目を気にしてしまう事の全てが悪いという事ではありません。
人の目を気にし過ぎてしまうと他者の顔色を伺ってばかりで、生活が窮屈になり、
思い通りの生活が送れなくなってしまいます。
気にし過ぎることで自分の感情を抑えたり、嫌な事も受け入れたりと大きなストレスが溜まり
心にも負担をかけてしまいます。
人の目を気にしてしまう原因なんですが、根底には「他者に嫌われるのが怖い」「相手を不機嫌にさせたくない」と
いう理由から人の目を気にしてしまう人が多いです。
性格的には優しいと言われている人、責任感が強い人などがこういう傾向にあります。
ここで人の目を気にし過ぎてしまう方にお伝えしたいことは、他者はあなたの事を気にしている余裕はないし、
あなたの事を気にしているのはあなただけ、ということです。
実際にあなたも周りの人の事を気にしている余裕もなく、自分のことで精一杯だと思います。
慌ただしく過ぎていく日々で周りを気にしている余裕は無いんですよね。
ですので、周りの目を気にした行動をしたところで、誰も気に留めていませんし、意味が無いという事になります。
まずは自分が周りから見られているという思い込みを捨てる事から始めましょう。
それから実際の行動では、自分が嫌な事は出来るだけ断るようにしましょう。
いきなり断るというのもハードルが高いという場合は、「私には難しいです」とやんわり断ったり、
「ちょっと考えさせて下さい」と一旦時間を置いてから断るようにしましょう。
人の目を気にする方は、優しい性格をされている方が多いので、多少断ったところで、
その人の本質は変わりませんし、大きな影響もありません。
最後に、ドイツの心理学者のパールズが残した詩で「ゲシュタルトの祈り」というものがあります。
それを紹介したいと思います。
ゲシュタルトの祈り
私は私のために生きる。あなたはあなたのために生きる。
私は、あなたの期待に応えるために生きているわけではない。
そしてあなたも、私の期待に答えるために生きているわけではない。
私は私、あなたはあなた。
もしも偶然、私たちの心が触れ合うならば、それは素敵なことだ。
もし触れ合えないとしても、それもまた素敵な事だ。
あなたの人生なので、他人ではなく、あなたの気持ちを優先させるようにしてください。