みなさんこんにちは。
メンタル心理カウンセラーの太田泰仁朗です。
普段のカウンセリングではその方に会ったカウンセリングを行うため、
アドバイス的な事はあまりしないのですが、少しでも困っている方の心の
支えになれればと思いお話させて頂きます。
さて、今回の内容なんですけれども、今回は「不安」についてお話して行きたいと思います。
「不安」とは単純に言いますと、未来の不明なものに対して自分が脅かされることを言います。
退職後の不安。老後の不安。などなど見通しが不明な事に抱きます。
それに対し、対象が特定できる直接的なものに対する感情は「恐怖」ということになります。
例えば仕事のミスの可能性があり、この先にいつどの時点に何が来るのか不明な状態が不安です。
それが恐怖になると、ミスが確定し、損失に対しての恐怖。自身の降格に対しての恐怖となる状態です。
対象がはっきりしているかいないかの違いです。
私たちにはさまざまな選択ができる自由がありますけれども、
その選択の先にどのような結果が待ち受けているのかわからないため不安になります。
そして選択したその先に希望がないと絶望に変わります。
不安というものは放置していくと徐々に大きくなり、冷静な判断が出来なくなって、
酷いときには精神にも悪い影響が出てしまうので、適切に対処していきましょう。
不安に対しやってはいけない事
①耐える
ただひたすらに耐える状態は、不安な事が頭から離れず、精神を疲弊させ、
その結果、寝不足や胃痛など肉体的な部分にまで悪影響を及ぼしてしまいます。
②回避
不安に対して、お酒などで回避する行動は、一時的に忘れているだけで、またすぐに不安な感情が起こります。そこでさらにお酒に逃げるなどして依存症にも脅かされてしまいます。
不安に対して心が軽くなること
①不安を特定し受け入れる。
不安は漠然としていたりして、その原因がなんなのか本質をとらえられていない時があります。
しっかりと不安に向き合う時間を取り、自分が何に対して不安を抱いてるかを特定し、
それを認めて受け入れる事から始めましょう。
②時間がある時に不安な感情が起こる。
人は1つの物事しか考えられないので、他に考える事のない時間のある時に不安な感情は起こります。
スポーツ・ゲームなど没頭するものが他にある時に不安は起きませんし、別の作業を行うことは
考えを切り離し心の負担軽減にもつながります。
③不安に思う事はまだ起きていない。
失恋に対しての不安、仕事に対しての不安、老後に対しての不安。などありますが、
これらに対して抱いている不安は、頭が勝手に悪い方に考えている事で、
実際には”まだ起きていない事”です。後になって考えてみると、
なんであんなに不安だったのかと馬鹿らしく思えることもあります
不安に対しての対処法
①誰かに相談する。
不安が大きい場合は信頼できる知人やカウンセラーの方に相談してみましょう。
悩み・不安というものは自分一人では解決が難しいから悩んで不安に思ってしまうわけなので、
知人などを頼り話を聞いてもらいましょう。第三者から客観的で冷静な意見をもらえたり、
思いもよらない解決方法が出てくるかもしれません。人に話を聞いてもらうだけでも心が軽くなります。
②準備をして自信へ変えていく。
当たり前の事ですが、不安に対しての有効な対策は準備をすることです。商談が上手くいくか不安。
受験が上手くいくか不安という方は、商談のために資料を揃えたり、プレゼンのシミュレーションをしたり、
受験に対しては、猛勉強して、不安から徐々に自信へを変えていきます。
また老後の金銭などの不安に対しては貯蓄や収入源の準備をする。健康に対しては健康診断などを定期的に受診するという様にし、不安から安心へ変えていくことが有効な対策となります。
今回は不安な感情についてお話しさせて頂きました。